武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

嘘みたいな本当の話はだいたい嘘

2022/10/29、広電内で読了。
新書なので休日用のウェストバッグにも入れて持ち運びできたのがよかった。

面白かった。帯の「ズル賢いバカに利用されないための指南書」ってのが的確でいい。

現代日本にはびこる陰謀論の数々。それらの主張は荒唐無稽であるし実害も出てるので加担しないようにしましょう、というきわめて「常識的」な内容が例によって軽妙に書かれていて読みやすい。
幸いなことに私の視界にはあまりそういった事物は入ってきていないが、なんとかQ(読み方わからずググった)、人気芸能人の死因にもそんな話が出回ってること、などを知れて、テレビもネットもほとんど見ない私には勉強になった。

ステキな表現

  • p.44 荷担←加担の誤変換と思ったらこれも合ってた
  • p.55 調律
  • p.105 コーティング、うろん
  • p.110 職業右派
  • p.122 逆張り意見に飛びつきやすい若者
  • p.126 ミュージシャンとしても陰謀論者としてもキャリアの長い
  • p.141 キース・リチャーズ「正しいことをしよう」
  • あとがき 全体がいい。鈴木エイトさんも関わってたのか。

惜しいところ

一応「編集」の人ついてるけど、実態としては誰もチェックしてなそう。残念。

  • p.26 つくられているのが×2
  • p.26 流れを組む←汲む
  • p.106 全面←前面かな。
  • p.106 メタロトン
  • p.110 カルト的もの
  • p.128 どうどうと
  • p.150 一貫←一環
  • p.158 である×2
  • p.166 差別をネタを
  • p.168 批判して姿