2022/11/5-2023/1/15 で読了。
これのハヤカワ文庫版を買った。
機知と皮肉に満ち、高い倫理観を持って書かれた格調高い文章で、ものすごい体験談たちが語られる。アラファトに会いに行ったとか、ロシア大使館に呼ばれてプリマコフと会食したとか。
壮大で刺激的で面白かった!
ジョン・ル・カレが諜報の世界に入り、作家として大成したのは、天才(?)詐欺師であった父ロニーの存在によるところが大きい、ということがわかった。むしろそれが唯一にして最大の要因かもしれない。
本人は「MI6といっても私は下っ端ですぐ辞めた、そんなに期待しないで」みたいに言ってたことも知った。謙遜もあるのかもしれないが。
印象に残ったところメモ
さすが誤字脱字などは一切なし。