武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

合格対策Microsoft認定AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集 第2版

2024/1/31購入、2/6-8で読了、2/10合格。

言い訳および経緯

こういう資格ビジネスというか搾取商法みたいなのに加担する気はなかった。
奴隷が自分を繋ぐ鎖を自分で買ってせっせと磨くような倒錯に見えて、こういうのを「勉強」とは見なしたくなかった。
受験料も高いし、「持ってるほうが恥ずかしい資格」ぐらいに思っていた。神聖IPA帝国民としては。

しかし諸事情により、取ることにした。詳細を書くといろいろアレなので割愛する。

その心理的抵抗、屈辱感を乗り越えるのが最大の難所で、始めてしまえばいわゆる作業ゲー。勉強も受験も(この記事を書くのも)。

本の内容について

これともう1冊SBクリエイティブから出てる本が試験対策として人気みたいだが、こっちのほうが100ページほど少ないのでこっちにした。本は紙で読みたいけど森林資源も守りたいので。

ページ少ないだけに説明はあっさり、でもそれで十分。物足りないところはネットで調べればいい。
それでも多少考えたり復習したりもするので、一通りやるのにざっくり7時間ほどかかったか。

「可用性セット」、障害ドメイン/更新ドメインの説明は正直いくら読んでもピンと来ず。
この記事↓はかなりわかりやすかった(が、本では同じことを説明してるように思えなかった)。
更新ドメインと障害ドメイン。それと可用性セットについてのまとめ | SIOS Tech. Lab

勉強の仕方について

こういう本で一通り要点を理解して、あとはMS公式模試↓で余裕で90%以上取れるようにする、が最速と思う。
試験 AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals - Certifications | Microsoft Learn
この模試は(意外にも)よくできてる。
ただ、本番ではちょっと仕組みが違う問題もあった。当てはまる単語を左から右にD&Dするとか、選択肢を表示するためスクロールが必要なやつもあったな。

「意外にも」と書いたのは、公式の Microsoft Learn の教材が膨大かつ茫漠としてて、試験対策には向いてなすぎたから。
初めは本も買いたくなくて公式記事をチマチマ読んでたのだが、どんだけ読んでも理解度が上がってるように思えず、本読んだほうが早いわと気付いた。

受験

2/9に翌日の試験を予約した。会場は東急ハンズ&サロンシネマのすぐ近く、これは便利w
試験センターに早めに入ってお姉さんから説明聞いて、実質20分ほどで完答。念入りに見直しても30分かからず。
当然合格したが、悔しいことに満点でなく936点。理解が薄いとこは間違えてたようだ。

2018年まで受けてたIPA試験よりハードルは何十倍も低い。いつでも・すぐ受けられ、結果もすぐわかる。
なので張り合いはないが、まあこういう楽な試験もゲーム感覚かつちょっと「スキルアップ感」は得られていいのかもねと思った。

試験でたぶん間違えたやつ

  • 「規制コンプライアンス」を評価できるのは Microsoft Defender for Cloud
    Azure Advisor にもセキュリティの勧告機能あるよな…て引きずられてしまった。
  • Application Insights でアプリの応答時間を見られる
    いや使ったことあるのに、「アプリでログを明示的に出してない限り無理、ていう引っ掛けでは?」とか迷走、謎の "Network Watcher" を選んでしまったw

思わぬ副作用

本読んで合格して Azure の概要をある程度知ったことで、今後「○○を△△したいなら、Azure の□□機能を使えばいいですよ」みたいな提案をできる可能性が出てきたかもしれない。
まさか実用性があるとは!