武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

カエアンの聖衣〔新訳版〕

今年鳴り物入りで新訳されたこの本を読みました。

ワイドスクリーン・バロックSF」というらしい。あのA. ベスターもそう分類されるとか。

すごい奇想天外(荒唐無稽?)な面白い話でした。

「生物は gene の乗り物」風の話として「人類は特殊な衣類(○○的○○を持つ繊維)の乗り物」というある意味トンデモ meme、が40年の時空を経て現代の日本で興奮を持って読まれる・・という、壮大な状況もすごいと思いました。

 

原題は THE GARMENTS OF CAEAN 「カエアンの服」なので、聖衣というのはちょっと意訳っぽいけど、まあ内容的にはふさわしいんかな。聖闘士聖矢の黄金聖衣(ゴールドクロス)とかの表記にも影響与えてるかもしれない。

私は『グレンラガン』も『キルラキル』も見てないのであれですが、いま調べたらGAINAX(とそのスピンアウト会社)が作ってたのですね。また見たいなあ。

あとそういや、特殊スーツ着たら戦闘力爆謄、ていう設定は去年観た『KINGSMAN』にも通じてるな。やはり英国人はスーツフェチなのか・・・