一気読了。相変わらずクッソ面白うございました。
ギャグがおもろいのはもちろんのこと、今回は特に絵の巧さに感心しました。
例えば24、25ページの動く太鼓&部長。こんな「止まってるのに動いてるように見える絵」、お手本あっても描ける気がしない。
34、35ページ「部長を投げる」も描画量こそ少ないけど、線一本でもミスったら…と思うと手が震えそう。絵ぇめっちゃ上手いですねほんま。
この3巻には特別編?「中学生山崎シゲル」もあるので、山崎シゲルファンにはオススメ!
一気読了。相変わらずクッソ面白うございました。
ギャグがおもろいのはもちろんのこと、今回は特に絵の巧さに感心しました。
例えば24、25ページの動く太鼓&部長。こんな「止まってるのに動いてるように見える絵」、お手本あっても描ける気がしない。
34、35ページ「部長を投げる」も描画量こそ少ないけど、線一本でもミスったら…と思うと手が震えそう。絵ぇめっちゃ上手いですねほんま。
この3巻には特別編?「中学生山崎シゲル」もあるので、山崎シゲルファンにはオススメ!
話題になったこの本、去年6月に買ってずっと積んでたけど、2016/8/27やっと読了。
帰還兵はなぜ自殺するのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
ベタな言い方すると「圧倒的な筆力」!であった。凄い。
訳もかなりこなれていて読みやすい、が、内容は非常に重い。
ノンフィクションではあるが、一級の戦争文学のようにも読める。面白かったと言うと不謹慎だが。私は村上春樹さんのこの本を思い出した。
文章巧すぎて逆に脚色に見えるほどで、「アンタそれ見てたんかい?」「ほんまにその時そんなこと言ってたん?」な描写も多い(車内での夫婦喧嘩の場面など)。しかし「附記」を読むと筆者はほんまにイラクで従軍してるし、粘り強くヒアリングや調査してる。凄い、これこそプロの仕事やと思う。
戦争が文字通り「非人道的」であることを嫌というほどわからされる、傑作というか、うーん…凄い本でした。
戦争したがってる奴らは一回これ読め!
何種類かのスケベ心から買ったこの本を今朝読了。
2008年6月~2009年6月の、漫画というより文字通り「絵日記」。なのでけっこうな情報量があり、読むのになかなか時間がかかった。
家でダラダラTV見てコンビニで立ち読みしてぶらぶら図書館寄って、たまに病院、断酒会……という一見「無職中年」のようなライフスタイルでありながら、実はかなりの量の本や映画などを、厳しい批評眼で読み・見てらっしゃる。吾妻先生の好奇心というか、「(サブ)カルチュア摂取欲」のようなものの強さに感服しました(SF・美少女寄りとかはあるでしょうが)。
巻末には担当編集者F氏との対談(?)「巨匠・吾妻ひでお先生、JKを熱く語る」も収録され、お得感ある。そこでなんと「JKウォッチング」の秘技が明かされる。「チラッと」「服装を」見てスケッチしてただけとは!(長時間見ると通報されるため)
名言ぽいのも出ました。
女の子の絵というのは、常に描いていないと描けなくなってしまうんですよ
これたぶん、すべての技芸に通じる話ですね。
個人的には、30年前買ったギターを引っ張り出してきて再開したという話が良かった。(最近Twitter上で人気の『しん・のた魚』の生演奏BGMは、おそらく南澤先生の『ソロ・ギターのしらべ スタジオジブリ作品集』から来てるのでしょう…)
井の頭公園で野外演奏デビューもされていたとは!! ちょうど私が三鷹に住んでた時期なので、ニアミスもしてたかも……と感慨深くなりました。
久々に兎丸先生の新刊を読んだ。
完結したと知って先日1,2巻合わせて買い、さっき一気読み。
面白かった!!
主要登場人物は5人だけで、全員キャラがはっきりしていて魅力的。わかりやすい。
佐々木真帆ちゃんもいいけど後藤あおいもいいぞ!
主人公の東山春人(通称ヒガシー、受け身サイコ野郎)が自分と同学年で笑ってしまった。あぶないお年頃や。
最後、きれいに収束するかと思ったらひと捻りもあり。
●●●●は●●なきゃ●●ない(ネタバレになるので伏せ字)という恐るべきお話でした。でも、ん~まあそやろね…という納得感もある。
●鷹市、●の頭公園の見覚えある風景も出てきて懐かしかった。
しかし三鷹に遺跡があったなんて全然知らんかったな。
2016/8/17実家で読了。(類書が非常に多いのでタイトルはフル貼り)
勉強になりました。
神アイドル・西田藍さんが薦めてらっしゃったので正直スケベ心で読んだのですが、紹介されてるADHDの症例を読んでるとかなり他人事ではなかった。小児期のADHD症状は10歳頃までの私には100%当てはまるw。よくぞ今まで大過なく生きてこられたものだ…。(人生が全体的に大過なんでは?という高尤度仮説はここでは措く)
子供のADHD (Attention Deficit Hyperactivity Disorder) は以前からわりと知られてたが、大人でもADHD症状を持ってる人がいることが日本でも最近知られてきた。調査の仕方により前後するが、だいたい人口の3~4%ぐらいはいるとか。
症状としてはASD (Autistic Spectrum Disorder) や鬱病とかぶるところが多いので、誤診されてきた人も多い。ADHDと診断されなかったため適切な処置を受けられない→不適応が改善されず結果的に鬱になる、という痛々しいケースも本書では数多く紹介されている。自傷や家庭内暴力に至る人もいて、身につまされるというか、俺がこうなってても全然おかしくなかったで…とつらくなる。「本人も家族も生き地獄」的家庭も多いだろう。
ADHDがASD、鬱、境界例、統合失調症などと併発することもあり得る。明確な線引きは難しく、医師(の知識)によっても診断は変わる。
(著者の専門外来などで)適切にADHDと診断されて薬が処方された場合、症状が軽減することも多い。それで社会生活に支障がなくなる(QOL上がる)人を増やしたい救いたい、というのが本書の趣旨と考えられる。
ちなみにADHDは以前は「注意欠陥多動性障害」と訳されてたが、最近は「注意欠如多動性障害」と呼ばれてるそうな。しかし著者は欠陥(今いち)より欠如(ない)の方が酷いんでは?と軽く疑義を呈してる(p.12)。これは私もそう思った。
「おわりに」で、ADHDの人は(その「空気読めない」性質ゆえに)閉塞状況を打開する「トリックスター」となり得る、という持論が述べられている。ちょっと願望寄りかもしれないが、そういう面はたしかにありそうな気もする。
「あーもう、この人なんでこんな抜けてる/簡単なことができない/ガサツなの?!」じゃなくて、それはそういう症状(は言いすぎか、特質?)なのかもしれない、本人は真面目にやろうとしてるのかも。という寛容な態度で隣人に接するようにしたいと思った。まあこの自戒、だけじゃなく、社会通念として普及してほしいものですが。
勉強になったけど、ちょっと難点
めだつぶ7巻と同時購入。さっき読了。
ひなごう! おおひなたごう Extra Works (ビームコミックス)
大学時代、↓でおおひなたごう作品に初めて触れ、
『ダイレクトキャッチしぐれ』という、ギャグ漫画の描き方を解説する体裁のギャグ漫画というメタな作品で、その藤子不二雄パロディのような絵柄ともあいまったクールな面白さに衝撃を受けた。
以来、おおひなたごう先生は私のフェイヴァリット漫画家不動の1位であり続けている。(あんまり漫画読む習慣がなくて、ストーリーものを覚えてられないってのもあるけど)
さて、そんなごう先生が漫画家業(漫画稼業?)25周年!すごい!というわけで、この『ひなごう!』が刊行されました。もうそんなに経つとは・・すごい。
ベスト盤=既刊作の使い回しではなく、読んだことない話ばっかりで新鮮な面白さ。お得。「アルバム未収録曲を集めたアルバム」ちゅう感じですな。
全編通してむっちゃ面白くてまとめられないので、以下雑感
巻末に「おおひなたごう年譜」が付いてて、これもいちいち小ネタ入ってておもろいのですが、「社会のできごと」が・・・懐かしいやら隔世の感やらで、衝撃でした。
イナバウアー(トリノ五輪)ってもう10年前?! HG「フォ~!」流行ったの2005年?! 「タマちゃん」2002年?! ちょ、どれも最近のような気がするけど・・・「ワイルドだろぉ」ですら4年前か!!
俺はこの10年何してたのか・・? いや主に仕事してたんやけど、2010年入ってからは特に速い・・・失われた10年かよ・・と。びっくりした。
あと、ダ・ヴィンチ・恐山先生の若さにびびった。2011年当時まだ高校生って・・どんだけ早熟の天才やねん! てっきり30前半ぐらいと思ってた。
2016/8/6、八丁堀の丸善で買い、その裏にある名店シャモニーモンブランにて読了。
相変わらずクソ面白く、店が空いてるのをいいことにケラケラ笑いながら読みました。
やたらセクシーなみふゆ表紙が暗示してるように、「第44話 ソフトクリーム なめる? かむ?」では無駄にエロい描写が多くておもろいw。
よくある焼き鳥のタレvs塩問題では、わりと本格グルメ漫画っぽくもなってる。
など随所の小ネタも味わい深い。
お話の方も(ほぼ気にせず読んでるけどw)、なんと魑魅魍魎解散! 人気の若手イケメン俳優がどくフラワーのアクターに?! など、激動を見せ始めている。今後の展開から目が離せませんね。
ちなみに、各話の末尾にある直筆コラム(後日談的なやつ)の字が、この7巻ではやたら上手いなあと感じたのですが、その理由は同日発売の『ひなごう!』で明らかになる・・・!!