武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

社会学入門

2018/5/3、実家で読了。(積ん読をわずかに消化)

社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)

社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)

 

2007年の明治学院大学1年生向け講義を土台に、大幅加筆した本。「入門」だけにたいへん体系的でわかりやすく、よくできた教科書という感じ。これから社会学に携わる可能性ほぼ0の私にも勉強になりました。

デュルケム、ウェーバー社会学の「二大巨頭」、メインディッシュとしつつ、そこに至るまでの背景を時系列で丁寧に解説してくれる。社会学という学問が置かれてる微妙な立場、社会学」を定義することの難しさがよくわかる。テレビに出てる「社会学者」のネタ元もなんとなくわかった気になれるかもしれない。

 

例によって参考文献の数がすごい。学者のみなさんはこんなに本を読んでるのか~。見習いたい。

『寝ながら学べる構造主義』2002年が純粋に「よい本」と紹介されてるとこに隔世の感があります。