2018/5/3、実家で読了。(積ん読をわずかに消化)
社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)
- 作者: 稲葉振一郎
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2007年の明治学院大学1年生向け講義を土台に、大幅加筆した本。「入門」だけにたいへん体系的でわかりやすく、よくできた教科書という感じ。これから社会学に携わる可能性ほぼ0の私にも勉強になりました。
デュルケム、ウェーバーを社会学の「二大巨頭」、メインディッシュとしつつ、そこに至るまでの背景を時系列で丁寧に解説してくれる。社会学という学問が置かれてる微妙な立場、「社会学」を定義することの難しさがよくわかる。テレビに出てる「社会学者」のネタ元もなんとなくわかった気になれるかもしれない。
例によって参考文献の数がすごい。学者のみなさんはこんなに本を読んでるのか~。見習いたい。
『寝ながら学べる構造主義』2002年が純粋に「よい本」と紹介されてるとこに隔世の感があります。