武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

熊とワルツを

2018/4/18、半年越しでやっと読了。 

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理

 

さすがデマルコ師、面白くて読みやすく、ためになる内容でした。身につまされる・あるあるデスマーチ事例も豊富。まったく、ソフト業界って未だにカミカゼ精神はびこってるよねー。

・・・で終わってはいけないこの本は。プロジェクトを進める上で避けて通れないリスクを「管理(manage)」する手法、この本流に言えば「おとな」の作法について、かなり具体的に(Excelのツールまで公開して)説明している。

読むは易し、実践するのはわりと大変そう(そもそもそのようなリスク分析の期間や再評価プロセス自体設けられてないことも多い)。しかし実践しなければ、読んで行動が変わらなければ意味がない。

いきなり全部実行するのは無理でも、まずは「成り行き任せ、面倒なことは先延ばし」になりがちな性向を改めねば。イヤなこと(=リスク)を直視・予想・評価し、早めに対策を打っていかねば。

俺ももうともすればマネージャとか呼ばれかねない立派なおっさんなのだから。