武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

水に眠る (文春文庫)

腐っても大型連休。

というわけで、帰省の前後とかを利用して積ん読をごくわずか消化した。2016/4/30読了。

水に眠る (文春文庫)

水に眠る (文春文庫)

 

某ステキおもしろブロガーさんが絶賛されていた北村薫さん、初めて読んだ。

大人向けのお伽噺という感じの短篇集でした。

なに小説というのが難しい、ソフトSFっぽい話もあるけど、「すこしふしぎ」ぐらいの方がしっくり来ると思う。

 

「はるか」ハツラツ女子高生が本屋でバイトする話。いい。

「ものがたり」緊張感のクレッシェンドがすごい。プロの仕事や・・と思った。

 

これらは携帯電話やインターネットが普及する直前に書かれた。

「くらげ」とかは、スマートフォンの普及により、部分的にそれに近い世界が実現してるよなあと思う。