武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール

 江口先生が絶賛してたのを見て、さっそく買って読んでみました。

※ネタバレなき小並感です

奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール
 

いや~、面白かった。

前作『カフェでよく~』は「サブカル糞野郎」への愛憎入り混じった、身につまされる問題作やったけど、こちらはタイトル通り奥田民生愛に溢れた傑作。

と、「出会う男すべて狂わせる」の方がほんま文字通りの狂わせっぷりで先が予想できず、ぐいぐい読まされた。(予想できなくはないが)まさかそこまで行くとは!wと。

35歳(同い年や)ならもうちょい大人なんでは?とも思ってそっち方面の感情移入はなかったが、まあいくつになっても恋には「落ち」てしまうものなのかもしれぬ。

 

Twitter/Facebook/LINE/Instagram/まとめサイト/炎上、などが「いかにも」な感じで描かれてて、う~ん巧いなぁ。これは現代の・漫画ならではの表現やな。

 

最終話の展開には「おおっ、筒井康隆?!」と驚かされた。全編通してどんでん返しの連続で、純粋に娯楽作品としても面白い。

読後、思わず『カフェでよく~』も再読してしまった。(案野丈、あいつか・・w)

 

奥田民生ファンにもお薦めです!