2011/6/19(日)、平坂書房 MORE’S店で芳賀さんから買った。つまり横須賀出張中だろう。
Finnegans Wake 読んでみたいけど難しかろう、てことで手始めに選んだのだった。
ずっと(何の本かわからんまま)寝かしてて、やっと 2024/5/17 - 6/16 で読了。13年越し!
本は買っとくもんやねぇ。
(おそらく前提知識不足により)正直ようわからん話も、ようわからんけどエモい話も、読みにくい話もそうでない話も、いろいろあった。
なので例によって読書中のメモを残しとく。
アラビー
- 54 高揚と子供の無力感。良い。
エヴリン
- 62 ストリートオルガン 1904年ごろにすでにあった!
レース
- 67 欧州(コンチネント)という呼び方。
二人の伊達男
- 80 簸(ひ)る 巻末で解説もされてるこだわり訳語。
- 88 チュールという素材を知った。現代でも人気やね
下宿屋
- 99 執達吏(ひったくり)
- 105 これが罪になる時代とは……
小さな雲
- 133 がんばって妻に服を買ったたまらんエピソード。100年以上年前やけど共感できる。
写し
- 152 狂薬(きょうやく)
- 153 これ「ほろ酔い」って段階?
- 159 酷すぎる世界。
土くれ
- 163 火熨斗掛け
- 172 不穏さと謎めいたほのめかし。これが clay?
痛ましい事故
- 177 手箱 「玉手箱」のか!
- 177 壁龕(へきがん)niche!
- 178 土星気質
- 178 慳貪 つっけんどんの。
- 178 妙な自伝癖w
- 179 金ぴか族連中w
- 180 アストラカン
- 182 「道徳は巡査にまかせ美術は興行師にまかせる鈍感な中流階級の批評を甘んじて受けるために?」!
- 191 人生の饗宴から放逐されたのだ
委員会室の蔦の日
- 211 鼬の毛がらわしいのを着て
母親
- 236 重立った 誤変換?と思ったらこれも合ってるのか!
- 236 「夫の才能の乏しいのは承知しているけれども、男性としての抽象価値を尊重しているのだ」これが100年以上前に書かれた文章とは。
- 239 自得の色
- 248 わりとどうしようもない話w
恩寵
- 254 「サイクリング服」! あったのか
- 257 アウトサイダー=二輪馬車
- 263 不憫なカニンガム!
- 264 信仰心は家事の域を出ないものではあったが 文章の密度がすごい。
- 281 「今どきの上っ面ばかし(の教育)」人類は昔から同じこと言ってるか。
- 291 富の神(マモン)の崇拝者たち
死せるものたち
- 299 ゴロッシュ
- 316 ランサーズ・カドリール
- 324 宣伝熱心の背後に自分自身の人生をもたない女
- 324 新しき極めて真剣な教養過剰の世代
- 343 「われわれがゆとりなき日々に生きている」これをひいおじいさんぐらいの人が言ってたなんて。
- 345 叔母たちへの美辞麗句がすごいw
- 370 哀れな男。
- 374 こっから一気に emotional crescendo
解説
- 381 執達吏(ひったくり)の解説。勉強になる
- 383 翻訳の工夫。感動的
- 387 そういえばギネスのロゴはハープ!
語彙が増えた。たぶん一生知らなくても困らない単語ばっかりだが、もちろん知ってるほうがいい。