武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

ほんとうの英語がわかる―51の処方箋

同著者による『驚くべき日本語』のあと、2015年の正月に買ったけどずーっと積んでた。

2019/3/26、1日で読了。そんなすぐ読めるんならとっとと読めばよかったのに!と思う。

ほんとうの英語がわかる―51の処方箋 (新潮選書)

ほんとうの英語がわかる―51の処方箋 (新潮選書)

 

Step 1 I

Step 2 you

Step 3 to mind

...

Step 49 to mean, meaning

Step 50 to be fond, fondness

Step 51 life

という風に、一見簡単な51の単語について広く深く説明し、英語話者の「心」を理解したらいいですよと説く啓蒙の書。単に丸暗記ではなく、「ことばの背後にある論理を学ぶのです」と。

それはその通りなのだろう。でもそれって「テレパシーが使えるようになれば他人の気持ちがわかるよ!」に等しいのでは……そのテレパシーの身につけ方を教えろください!とも思う。

しかしこのインターネット時代。読むのも聞くのも昔よりは圧倒的に簡単に、それこそ無限にできる。やり方わからん~なんてのはガキの甘えやな。

それにしても英語、xxx off/on/out みたいな熟語多すぎ。こんなに覚えられへんって!という気もするが、日本語でも「持ちこたえる」「鼻にかける」とか「そのままセットで覚えるしかない」言葉あるもんなぁ。ここはもう慣れ、つまり暗記しかないなぁ。

ロシア語、ポーランド語、日本語を学んだという「パ氏」だけに、この単語は古ノルド語由来で~、ラテン語から~、といったウンチクも随所に披露され、いわゆる(言語|語源)厨な人にも説得力あって良かろう。(まあ I がなんで「わたし」を意味するのか?とか究極的にはわからんがw)

ただ、この本は上杉隼人氏が「和訳」したということに気付くと、やはりちょっと残念な感じがする。言語の達人でも外国語でネイティヴ並みに執筆するのは難しいのかー。そらそうか。

 

てことで、今年は英検1級を取りたい。