武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

銀河の壺なおし〔新訳版〕

2018/6/23、東京出張の帰り、のぞみ43号で読了。

去年の10/20(あのSFアイドルの誕生日)に出た新訳版らしい。

壺なおしって何よ?とまず思うが、Pot-Healer つまり「壺を治す人」で、文字通りの意味であった。で、主人公がほんまに壺直し職人。銀河の。まず意味がわからない。

ストーリーもかなり荒唐無稽というか無茶苦茶で、映像化は厳しめな感じ。宇宙人も、人型でない異形の生物たちもいっぱい出てくる。(でもわりと文化的には地球寄り)

電子メールもSNSもない時代(原作は1969年刊行)に空想された未来の「ゲーム」や伝達手段は、レトロハイテクって風情で味わいがある。

好き嫌い分かれる作品らしいが、面白かった。

なおPKD小説には珍しく?、主人公はそこまでダメ人間じゃない。

 

ちなみに、巻末に

本書は活字が大きく読みやすい <トールサイズ> です。

とさりげなく書いてある。たしかに読みやすかった。