武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

猫も、オンダケ

やっと読めた。福岡の若干しょぼくれた新居にて西日を浴びながら。ちょっと感無量。

猫も、オンダケ (角川コミックス)

猫も、オンダケ (角川コミックス)

 

糸井さんがTwitterで宣伝してたの見て知って、しばらく品切れでなかなか手に入らなかった。

1年ほどして落ち着いてから買ったけど、広島勤務が終わる頃でバタバタ。

これぐらい軽い本なら読めるやろ、って転勤先の天神のウィークリーマンションにも持ってったけど、結局これすら読める余裕がなかった。

 

内容は1970年代、和田ラヂヲ先生の故郷である愛媛が舞台。和田家のパロディと思われる「恩田家」の4人を中心に、特に大きな事件も起きない日常が淡々と描かれる。

4コマ形式だが特にオチらしきものがない回もある。しかし「くくっ」と笑ってしまう話も多いし、たしかにこういう家庭は日本のそこかしこにあった/今もあるのだろう、と思わせる。俺もサツマイモの天ぷらが懐かしくなる。

 

きょうの猫村さん』を読んだ日を思い出した。

三鷹の図書館で借りて読んだのだった。手元の読書メモによると2009年(!)。

当時既に「学生のころ流行った猫マンガ」ぐらいの認識でなんとなく読んでみたのだが、いやーこれは巧いな~、面白いな~と思った。

教授の「猫村さんは働き者なんだね しかし… 時々休んでぼんやりしなさい」という台詞に、ああ俺はそんな日年に1日もないな…と情けなくなった記憶がある。

それから7年である、恐ろしいことに。俺は相変わらずバタバタしてる。いろんな人が結婚したり出産したり離婚したり転職したり諸々やってる間に、相変わらず一人もしくは二人で、しょぼくれた日常を営んでいる。

ラーメン食べに行こう。新居の近くにもわりとうまい店があるらしい。