『おおかみこどもの雨と雪』を映画館で観てて、本棚に『黄色い本』がある!と彼女が興奮していた。漫画ほとんど読まないアーティスト肌な人でも読んでるような高野文子さん、蒙昧な私めもやっと読みました。
なかなか感想書くのが難しい漫画でした。
絵柄は80年代らしさがある(なんせ「田辺のつる」は私の生まれた1980年1月の作品!)。ただ、ダサさは全然ない。ちょっと山本直樹先生のような細い線で醒めた表情の人物がよく出てくる。
面白いのかよくわからない、幻想的なようであり現実的でもある。よくわからないけど「なんか凄い」、というのは感じました。
「いこいの宿」は、純粋にギャグとして面白かった。(これももしかしたら当時の漫画界への批評が込められてるのかもしれんが・・)
「はい-背すじを伸してワタシノバンデス」これに限らず内容が想像つかんタイトルばっかりやけどw、これも良かったなあ。脈々と受け継がれる生命、自分もその当事者であること、への戸惑いと畏敬、みたいな。
しかし、「田辺ノブエ41才」・・当時は41才って十分おばちゃんやったんやな・・
つうことで、また他の作品も読んでみよう。