前世紀末に出たオープンソース論の聖典、今更ダラダラ読んでたけどやっと読了。
伽藍とバザール―オープンソース・ソフトLinuxマニフェスト
- 作者: エリック・スティーブンレイモンド
- 出版社/メーカー: 光芒社
- 発売日: 1999/09
- メディア: 単行本
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もともとインターネット上に公開されてる文書であるし、この本は既に絶版、なので読むなら2010年に出た新版でも電子書籍でもいいのに、つい「ファースト」を求めてしまう私は20世紀脳なのだろうか。
LinuxやNetscapeなどの(それ以前は非常識と思われていた)オープンソースプロジェクトが成功した理由を、技術的・経済学的な知見に基づいて分析・解説した、重要で面白い本。Mozilla は戦略的に、意図してオープン化されていたとは。
最近はあのMicrosoftですらオープンソース化を進めてるし(ちょまど先生が宣伝してたXamarinなど)、Win10ではなんとbashまで使えるようになると!いうことで、今後も業界は激変を続けていくんでしょうな。
ちなみに著者のエリック・スティーヴン・レイモンドは慣例的にESRと略記されるらしい。ギターのPRSみたい。
この訳は山形さん35歳の頃の仕事。今の俺と同世代……
100年生きてもあの人には遠く及ばないかもしれないが、俺は俺の場所でがんばろう。