武書房

GREEのレビュー機能が終わるので今後はこっちに書きます。

潜行~地下アイドルの人に言えない生活

2/19、東京出張の折、下北沢「本屋B&B」でトークイベントというものに初めて参加した。私の愛慕する西田藍さんを拝見するために。

そのイベントに一緒に出演していたのが「地下アイドル」姫乃たまさんだった。

もちろんお目当ては西田さんで、それだけでも十分ありがたかったのだが、予備知識なく見た姫乃さんもたいへん可愛らしくまた軽妙で、この著書も読んでみたいと思ったのだった。

(いや実はその前の週末にhontoで注文してたんやけど。さすがに何の予習もなく行くのは失礼かと思って。でも出張に出る木曜には間に合わず・・)

潜行~地下アイドルの人に言えない生活

潜行~地下アイドルの人に言えない生活

 

イベント中に西田さんが「文章に自意識がない、客観性に驚愕した」みたいなことを仰っていたが、たしかに淡々と書かれていた。

しかし、これは16歳(!)から地下アイドルとして自覚的に活動し続けてきた、ある意味第一人者の体験談である。これはこの人にしか書けない。

すげーなーこの子。13歳も下やのに・・大したエンターテイナーやで・・とおっさんは感心しながら読みました。

文体は低温というかあまり力んでない感じ、しかし学業しながらバイトもして、アイドル活動や文筆業もして。ワーカホリックが昂じて一時鬱にもなったそうな(復活できてよかった!)。「サバイバルライブ」で勝ち抜くための戦略を練るあたり、実は相当な負けず嫌いなのではないか。その辺のギャップも人気の一因なのかも。

おっさんもこの「バランス釜アイドル」を応援したくなりました。ていうか、「(クラス|部活|職場)にこんな子いたらいいのにな~」と思わせる天才かもしれんねこの人は。

 

あとこの『潜行』、微エロなグラビアもついててお得です。