去年末に出てた山形さんの新訳版を読了。
「『ヴァリス』三部作の完結編と呼ぶかは意見が分かれる」本やそうな。
たしかに、全然別の話とも言えるし、テーマは重なってるとも言える。
ティモシー・アーチャーの転生〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: フィリップ・K・ディック,山形浩生
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: 文庫
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そこそこ分量はあるが、展開が目まぐるしく飽きずに読めて面白かった。
例によっていかした・鋭いフレーズは多いけど、私は特に p.176 のここが気に入りました。
ひどい理由付けね。何かが不可避な側面を持つからって、それであっさり同調して話を合わせるべきだってことにはならない。