山形さんが坂村先生の解説込みで褒めてたのを見かけて購入。
クラクラするほど面白かった。
- 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/07
- メディア: 文庫
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イーガンの小説は初めて読んだけど、理系のカフカ、ハイテク仕掛けの悪夢とでも言おうか。凄まじい発想力と筆力。もし同世代にこんな天才がいたら、SF作家になろうなんて思わへんやろな。
「量子サッカー」なんかもうシュールすぎて、ある種「哲学者サッカー」に通じる滑稽さがあった。「この競技やってて面白いのかよ?!w」という。
専門用語多用、かつ長い文(筆者の知性を誇示するかのような複文!)も多いので、ある程度集中して読まないとついていけないところも多い。でも訳が丁寧で、読みやすくなるようにかなり工夫されてるように感じた。
#セキュリティ審査は「認証」がしっくり来る気はしたけど
最後まで読むの我慢した解説も、たしかに面白い! イーガンはハードSFとしても十分通用するが、それ以上にPFであるとのこと。
ところで坂村先生っていま「電脳建築家」なのか!w